川内山塊 粟ヶ岳 (1,292.7m)
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GPSLOG | これから進むヤセ尾根 | 梯子場上DAEさん | ヤセ尾根を登る | 舐沢のヒュッテ |
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白山から続く縦走路 | 立ち位置がOK宮下さん | 本隊のお2人とDAEさん | 充実の安沢さん石井さん | 気を付けて下山 |
会山行 越後白山〜粟ヶ岳縦走のサポート山行(縦走本隊・・・石井さん、安沢さん)
日 時 平成18年03月26日(日)
参加者 JHφLOM(渋谷)さん、JGφOPL(高橋)さん、JEφDAE(坂場)さん、清野さん、渡辺(し)さん、宮下さん、榎本さん
中村さん、椎谷さん、JJφLTQ(私)
行き先 川内山塊 粟ヶ岳 (加茂市第一水源池より粟ヶ岳)
下山地 往路下山
天 候 曇り
気 温 26日 5.4度〜16.4度 (気象データは三条)
現地山頂付近9.5度(手元寒暖計)
行動時間中の最高気温 5.4度(気象データは三条
行動時間中の最高気温 16.4度(気象データは三条)
風 速 2M〜5M (行動時間中:気象データは三条)
現地山頂付近平均7メートル前後
風 向 南南西〜南西〜西南西〜西北西(行動時間中)
天気概況
北海道稚内の北西にある低気圧から延びる寒冷前線が日本海を南下中であり寒冷前線の接近により前線に向かい南〜東よりの風がやや強く吹き込む予想、局地的には雷雨、強い雨の心配がある気圧配置であった。変な場所で雷雲には捕まりたくない。そんな事だけが頭の片隅にある気圧配置で、高層天気図でも寒冷前線の後ろには気になる程の寒気の流入は予報図に示されておらず、吹雪に見舞われる様な荒天は想定する必要はなかった。(下は当日午後12時の天気図)
目 的 会山行(越後白山〜粟ヶ岳縦走)サポート
装 備 日帰り冬山低山
登はん用具:ピッケル・アイゼン その他 6mm/10m細引き カラビナ2枚
雪山用具として、ワカン・Wストックを用意(使用せず)
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具:カッパで代用・フリース
飲み物:水1.5L
食料品:握り飯3個、いなり寿司3個、インスタントラーメン1個 ハイカロリーゼリー2個
残 量:緊急食以外なし。
その他 嗜好品
コースタイム 事柄 備考
04:40分 五十公野発
06:00分 駐車地点
06:15分 駐車場発 (142m)
06:44分 第二水源池 (190m)
07:40分 登山道の分岐 尾根に合わさる(480m)
08:17分 716mピーク 南風
08:40分 アルミ梯子 アイゼン装着(790m)
09:13分 ロープ場 本隊、権ノ神岳を下っている。(895m)
09:38分 舐沢のヒュッテ 小屋到着 縦走路に本隊を見つける。(1,049m)
09:50分 ヒュッテ発
10:20分 北峰着 (1,224m)
10:42分 本隊合流 日焼けした顔が充実している。
10:52分 1,264P
11:00分 粟ヶ岳着 (1,292.7m)風が強い。
11:10分 粟ヶ岳山頂発
11:23分 北峰通過 (1,224m)
11:40分 ヒュッテ着 (1,049m)
12:50分 ヒュッテ発
13:30分 716mピーク
14:08分 登山道分岐 (485m)
14:42分 第二水源池 (190m)
15:15分 駐車地点着 (142m)
データ
TP積算距離 12.5km
TP移動時間 4:48
移動平均速度 2.6km
全体平均速度 1.5km
総上昇量 1,393m
以上GPSデータ
概略
会山行の越後白山〜粟ヶ岳縦走の本隊パーティー(石井さん、安沢さん2名)のサポート隊という事で参加者が私を含めて10名。本隊2人のサポート10名とは・・・
前日、白山から入った本隊は、幕営地(大シデ785m)を本日、出発し、権ノ神岳〜七頭〜粟北峰〜粟ヶ岳と向かう。私たちは加茂市第一水源池より入山し一般的なルートを辿り本隊と合流し、共に下山、新発田へ戻る計画である。
記録
3月26日(日)、朝04:30五十公野集合。当たり前だが彼岸を過ぎてもまだ真っ暗闇の中、五十公野の集合場所に集う。私も週中頃にサポートに合流したが、榎本氏は所用の為、送り隊の筈が迎え隊に変更。DAEさんは当日ひょっこり顔をだした。合計10名の大所帯。阿賀野市(旧水原)に近づくと東の五頭が見えてきた。快晴じゃなさそうだが何とか曇りで下山まで持てば良いのだが・・と天気が気になる。
除雪終了点第一水源池手前に着いて準備をして林道を歩き始める。林道沿いには憎き杉の木が多くあり、帰りに大量に吸い込んで今晩は辛いだろうな?と想像する。雪は適当に締まり歩きやすい。水源池の堰堤を渡り登り始める。途中、大きな沢を隔てた向かいの斜面でブロックが滑り落ちる。やはり気温が高いのか?やがて、長瀬神社からの登山道のある尾根と合わさる。風が出できた。南東からの風で天気を悪くする風だ。まだ、弥彦角田の山は見えている。雪は軟らかく特にアイゼンを必要とする程ではない。
はしご場から先は舐沢の登りにかかるまでの間、ほんの少しの悪場を通過する。雪が軟らかいがアイゼンを着けた方が良いだろうとの判断で、アイゼンを装着する。私のアイゼンは、プラブー購入の際に併せて購入したもので未使用だったのでテストに丁度良いと思い装着。やっぱりワンタッチ式は簡単だ。12本爪だが爪が短めなのでオールラウンドに使えそうだ。でも雪が軟らかいので効き具合は不詳。履いてみただけ的な感じだがプラブーとの相性は良さそうである。ロープのある付近で本隊との交信で権ノ神岳を下ったとの事。
悪場を通過して、やせた尾根から少し幅が出た尾根を登ると舐沢のヒュッテに着く。ヒュッテの屋根が少し出ている程度だが、出入り口は掘り出してあった。少し北東側に数メートル下がった窪地で風を避けて休憩する。白山方向に目を遣り縦走隊の縦走路を眺める。
縦走路にあたる部分に人影が見える。OPLさんが望遠レンズで覗いてみると確かに本隊の2人との事。あの先、七頭の通過が嫌な場所で、その後の北峰への登りがキツイんだよな。と。OPLさん。
ヒュッテから先も気温が高いため氷化していないが、風で雪が締まっているのでサクサクと歩きやすい。稜線の南西側の雪面も雪庇のある北東側も所々小さな亀裂が入っている。今すぐ割れる状態ではないが時々脚を取られるので慎重に歩く。北峰に着いて下を眺めると本隊二人が北峰直下を登り始めたところだ。「お〜い」と声をかけた。標高差200m弱だが後半急登になり重量のあるザックでは辛いところだ。サポート隊が揃うのを待つ。サポート隊みんなで本隊を北峰で出迎える事とした。軽アイゼンの本隊2名がこの登りは大変だろうとDAEさん、LOMさんの2人が下って行き、ステップを切りに降りていった。やがて、登ってくる本隊2人とサポートの2人。サポート皆で拍手とお疲れ様の声で出迎える。昨日の好天で日焼けした顔が充実ぶりを示していた。本隊2名は泊まり装備の大きなザックをデポして粟ヶ岳山頂へ全員でガヤガヤと話しながら歩く。風は強くなり平均的に7m前後か。
山頂に着くと何とか守門の山々が辛うじて見える。粟ヶ岳から続く峰の先に白く見えるのは、矢筈岳か。少し戻って北に続くのは銀太郎山、銀次郎山か。残雪期にいつか行ってみたい山々だ。弥彦・角田は僅かに見える程度。雨が近いか。風も強く寒いので、写真を撮りもう少し川内山塊を見ていたいが天候も気になるので山頂を後にする。
ヒュッテまで戻っても未だしばらく天気が持ちそうなので、外で風の当たらない先ほどの休憩場所で食事とする。山行は、「行ってきます」から「ただいま」までなので、さしずめ中締めというところか。楽しく食事をしている間は薄日も射して暖かく食事ができた。
食後、下りに入るが、急なやせ尾根が続くので油断しないようにとDAEさんが注意喚起する。皆さん慎重に下りやせた部分、はしご場を通過し一安心したところで休憩をとる。分岐で右に折れて水源池を目指して下る。ここまで下ると雪が軟らかくなり足が取られ歩き難い。
水源池を過ぎて、退屈な林道歩きを続け雪で足を取られながら杉の木を恨めしく見上げながら歩く。眼も痒いしクシャミ、鼻水も出てきた頃、除雪終了点についた。
加茂市の美人の湯に浸かり今日の汗と、スギ花粉を落として帰途につく。16:00頃美人の湯を出発する頃、大粒の雨が降り出した。雨の中17:30分五十公野に戻り解散となった。
加茂市の美人の湯の売店で、新発田で公私共にお世話になっている方の奥様とお嬢さんに偶然お会いした。遭う時は何処でもバッタリあうものだ。悪いことは出来ない。お嬢さんもチョット見ないうちに大きくなられて美人さんになっていました。時が経つのは早いものです。私の眼も老眼が入るワケだ。・・・・・少し寂しいものがあるなあ。
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